シュピフェス

今後のホッカイドウシュピールフェストにつきまして

シュピフェス代表のTsuguyukiです。
2023年もあと残すところ一週間となりました。
皆様にとって今年はどんな一年となったのでしょうか。

昨年の12月24日。
シュピフェス1が開催され、わたしは初めてのイベント開催をしました。
学生の頃から同人イベントと共に育ち、同人イベントを自分が主催となって開催することに強い憧れを持っていました。
過去、3団体ほどの同人イベント団体のもとで勉強し、プチオンリーを経て、小さなミニオンリーを開催し、これで主催が出来るだろう、と思って開催したシュピフェス1。
第1回目は出展者の方のシュピフェスの為に準備してくださった作品を手に入れたり、遊ばせて貰ったりしたことがとても嬉しい会でした。

今だから素直に話しますが、初回開催は思っていた以上に大変でした。
「ゲーム」というジャンルのイベントを好きだからと選んだのはわたしなのですが、「同人イベント」としての知識はあれど、ゲームを制作している方に「同人イベント」のルールは殆ど通用しなかったのです。
ルール、というと誤解があるかもしれないのですが、わかりやすくいうと、「同人用語」として当たり前に使用していたものが、理解されないことが時として多くありました。
それに対して、これはどうしたら良いか?という質問される方や、あるいは己の解釈のみで主催側へ強要してくる方もいらっしゃいました。
弊イベントは参加される方に、より多くの方に楽しんでいただくためのイベントです。
参加者の皆様と、相互に理解をしあいたい、と考えております。
でも、わたしには何かを説明するにも誰かを頼るにも、それ以外にも主催をする上で必要とされているいくつもの能力が力不足と感じていて、シュピフェス2の前のカタログ入稿では「シュピフェスはもう辞めにしよう」と決めていました。
初回だったから大変なのではなく、イベントそのものがわたしにとって能力の不足を感じる大きなことなのだと思いました。

辞めるなら、今ならまだ間に合う。
気持ちがついていかないのに、惰性で続けるイベントは誰にとっても楽しくはないし幸せになれないと思う。
そう思っておりました。

シュピフェス2の当日を終えて。1週間、2週間と、何日経過しても、「あぁ、楽しかったなあ」という幸せな気持ちだけが残っています。
「終わるのが名残惜しい」というわけではなくて、「楽しい時間をまた過ごしたい」というポジティブな気持ちに満ちています。
反省点がないわけではありません。
でも、まだ続けていたいな、と思ってしまうくらいには、シュピフェス2はとても楽しい1日でした。

シュピフェスは初回開催する時から、様々な妄想をしていて、やりたいことがいっぱいあります。
全部人に話したら、きっと鼻で笑われるんだろうなっていう夢がたくさん詰まっていました。
今回のシュピフェス2では特に、出展者の皆様から「次回開催楽しみにしています」と多くお声をいただいており、主催冥利に尽きると感じています。
次回開催、したいですね。(笑)
言われたからやるというわけではなく「やっぱり、わたしは次をやりたいと思う」と感じたので、真面目に『シュピフェス3』を開催したいと考えています。

ですが、わたし個人の私生活や一番密に連携を図っていたスタッフと都合がつかなくなりましたので、今しばらくの間、準備期間とさせていただけたらと存じます。
楽しみにしてくださっている方には大変申し訳ございません。
来年の開催にならない可能性もございますが、次のシュピフェスの続報までお待ちいただけたら嬉しいです。

わたしにとってこの1年は、かけがえのない経験と学びを得ました。
そして、わたしと関わる人を大事にしたいと思う年でもありました。
わたしにとって、この1年が更に年を重ねても大切な思い出になるだろうと思いますが、
皆様にとっても、この1年が大切な思い出が残る一年であったことを切に願っております。

Tsuguyuki